トランスミッション
iシフト
主変速8段はレバーグリップのボタン操作。副変速3段はクラッチボタンを押しながらレバー操作でOK。合わせて前・後進24段、きめ細かな作業が求められる日本の農業に適したシフトです。

POINT 01
主要作業の速度域はノークラッチのボタン変速、「M」レンジだけでOK。
作業速度(約3~13km/h)は副変速の切換えが不要。ボタン操作だけで作業の最適速度が選べます。
POINT 02
副変速の切り換え時は、前の段数を記憶して復帰。
副変速レンジを切り換えたあと再び切り換えても、前に選択していた段数に戻ります。
※ただし、H4(20速)以上のときは安全のためH3(19速)が選択されます。
クリープ速度8段
M100GE・110GE・115GEに、クリープ速度8段のC仕様を設定しています。
※ホイール仕様のみ
iマチック
負荷によるエンジン回転数の変動、作業機昇降やアクセルペダルの踏み込み量などに応じて自動変速。〈走行モード〉と〈作業モード〉の2種類が選択できます。作業機の種類に応じて最適な変速を行いラクに高精度な作業ができます。
走行モード
道路の起伏などに対して適切な変速を行い、安定した走行をアシストします。


トレーラなどのけん引走行時に、道路の起伏などに対して、適正なシフトアップ、ダウンを自動(設定した変速範囲内)で行います。発進時もアクセル踏み込みで自動でシフトアップするので、エンストの心配が減り、坂道の上り・下りが安心してできます。
作業モード
けん引作業機(プラウ、サブソイラなど)
ほ場の負荷変動に対し、速度を維持。けん引作業をスムーズに。


ほ場の起伏や土質の変化などによる負荷変動に対し、シフトアップ、ダウンを自動(設定した変速範囲内)で行い、車速を維持。エンストの心配も少なく、能率的に作業できます。また、作業機上昇時の段数も設定できます。
PTO作業(ロールベーラなど)
PTO回転を一定に保ち、安定した作業を可能に。


ほ場の起伏や刈り取り抵抗などに対してシフトアップ、ダウンを自動(設定した変速範囲内)で行い、PTO回転を一定に保ちます。作業が安定するので牧草(ロール)の詰まりや巻きムラが抑えられ、品質が安定します。
主変速ボタン

主変速8段は、アームレストにあるボタン操作でも変速が可能。アームレスト変速はスムーズな運転感覚で、様々な作業シーンに対応します。
フィンガータイプ・シャトルレバー

ハンドルから手を離さずに、軽く操作できるフィンガータイプ。前・後進を繰り返す作業がスムーズに行えるので、作業能率が向上します。