GS機能標準搭載
らく直キープ・直進キープでゆとりある作業
長時間、長期間に及ぶ収穫作業を誰もが楽に行うために、GS機能を標準装備。自動でまっすぐ刈れることで、未熟練者も高能率・高精度作業を実現できます。操作の負担が軽減されるので、熟練者の疲労も軽減。コンバイン作業にゆとりを持って取り組んでいただけます。
GS機能、3つのモード
直進キープ(A-B点)
長方形のほ場に最適なモードです。
A点-B点を登録して基準線を作成。αターン後、垂直の基準線も作成します。作成した基準線に対して、平行または垂直に自動で直進走行が可能なモードです。

Step 1GSスイッチの「直進」をオン。
Step 2GSスイッチの「ⒶSET」をオン。 始点のA点を登録。
Step 3刈取りしながら終点のB点へ。 GSスイッチの「ⒷSET」をオン。 終点のB点を登録。
Step 4GSスイッチの「MODE」をオン。 自動で垂直方向の基準線が作成。GS走行開始。
Step 5刈取部を上昇して、GS走行を終了。
直進キープ(方位入力)
直線が長いほ場に最適なモードです。
液晶モニタに入力した方位に平行または垂直に直進走行が可能なモードです。方位は真北を0°として時計回りに大きくなっていきます。

Step 1GSスイッチの「方位角SET」をオン。
Step 2メータパネルに基準方位を入力・設定。
Step 3GS走行開始。
Step 4刈取部を上昇して、GS走行を終了。
らく直キープ
変形田や異形ほ場の全辺で可能なモードです。
オペレータが一定距離(約3m)、左右シフトを傾けずに刈取りすると、進行方向に自動で基準線を作成し、直進走行が可能となるモードです。

Step 1GSスイッチの「らく直」をオン。
Step 2約3m、レバーの左右操作をせずに 刈取りすると自動で「らく直」キープが開始。
Step 3刈取部を上昇して、直進走行を終了。
走行感度は「標準」「敏感」「鈍感」の3種類から選択できます。


らく直キープ、直進キープ中は方向の微修正が可能です。

※レバーを右に傾けた場合
パワーステアリングレバー(マルチワンレバー)を傾けた方向に、走行ラインの角度が変わります。

※レバーを右に傾けた場合
パワーステアリングレバー(マルチワンレバー)を傾けた方向に、走行ラインを平行移動します。
らく直キープ、直進キープ中の解除
「走行停止」「レバーを大きく(13°以上)傾けて左右操作」「刈取部最上げ」「ポジピタスイッチ『上』押し」などの操作を行うと、直進キープ、らく直キープは解除され、手動操作に移行します。手動操作に移行しても機体は停止せず、手動での刈取操作に移行しますので注意してください。
GS機能を支える、数々の装備
刈取時の直進キープ、らく直キープの実現により、レバー操作が低減。GS機能の活用で、オペレータの疲労軽減が期待できます。大豆の刈取作業では、集中力を要する刈高さ調整に注力していただけます。
D-GPSアンテナ

GPS衛星と準天頂衛星(QZSS)からの補正情報を受信し、コンバインの位置情報を取得します。
D-GPS


GPS衛星と準天頂衛星(QZSS)からの補正情報で位置を求める測位方式
IMU

コンバインの角速度と加速度を高精度に計測します。
GSスイッチ

GS機能のモードの選択と設定を行います。
大画面カラー液晶モニタ
視認性が良い7インチのカラー液晶モニタに作業状況や機体情報を表示。食味・収量センサのデータ表示やGS機能の各モードの設定も表示されます。表示内容は使い方に合わせてカスタマイズも可能です。

食味・収量センサ※搭載時の画面

※オプション
GSモードの設定・確認の表示

GSスイッチと連動。
直進キープ、らく直キープの設定状況が表示されます。
警報表示

警報内容を全画面表示。速やかな対応を促します。(画面はモミ満杯警報の表示例)
メンテナンスのお知らせ

定期交換部品(消耗品等)の交換時期をお知らせ。トラブルの発生を防止します。
エンジン始動 セキュリティ機能

エンジン始動時にパスワード認証を行うセキュリティ機能※を採用しています。(パスワードの変更・ON/OFFの選択が可能です。)
※盗難を完全に防ぐものではありません。