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鉄コ&密播を導入することでさらなる規模拡大へ!

移植と同等の収量を確保!
鉄コ&密播を導入することでさらなる規模拡大へ!

  • 新潟県新発田市 / 農事組合法人アドバンファームしばた 理事 本間 清起様
  • 水稲88ha:移植80ha(稚苗移植66ha、密播苗移植14ha)/鉄コーティング直播8ha) 園芸:ハウス栽培52a(イチゴ28a/チューリップ切花24a) 露地栽培255a(枝豆1.2ha/ブロッコリー1.0ha/アスパラガス:35a)
  • 収穫
  • 新潟県
  • 農事組合法人アドバンファームしばた 本間清起様
  • 2018/10/31

5月8日の播種から158日、10月13日にアドバンファームしばた様のコシヒカリBLの鉄コーティング直播(以下鉄コ)圃場で、収穫作業を行いました。今年は、天候や気温が不安定な条件下での米づくりでしたが、鉄コの今年の成績は、同法人の稚苗移植の平均収量の480kgと同等程度の平均475kgを確保しました。また、鉄コに先駆けて9月29日に収穫された密播圃場については、実収で463kgとなり、同法人の稚苗移植の平均収量に若干届かなかったものの、規模拡大に対応して省力・軽労化・低コストという観点から、取り組む価値を実感する結果となりました。

今回の鉄コと密播の収穫は、規模拡大を目指す大規模経営体に向けて、新たに開発し来年2月に発売を予定している新型コンバイン・ディオニスDR6130のモニター機を使用。オペレータの方に試乗していただくことで新型コンバインの性能を体感していただきました。

 

目標としていた収量をほぼ確保しているので満足です

苗立ちの時期に生育にムラがあり、少し心配しましたが、稲姿を見ると倒伏もしすぎず、ちょうど良い稲姿で収穫期を迎えることができました。今年は天候に恵まれず、地域の収量も、平均して平年より1~2俵減収している状況です。そういった状況下でもある程度の収量を確保できたことは周りから比べると良い成績だと考えています。今年の鉄コの実証圃場は、雑草が多く出てしまったことが今後への課題です。除草剤や水管理を見直して来年に備えたい

   

 

来年は鉄コも密播も面積を拡大して経営していく予定です 

鉄コと密播を組み合わせた経営を行い、一番良かったと感じることはやはり、作業面での負担が軽減したことです。鉄コは、コーティング作業が冬場の手が空いている時に作業でき、さらに苗運びが必要無いため、播種作業は一人でも行える事がメリットですね。密播でも苗箱数が減ることによって、苗補給が少なくなり稚苗移植時の作業にかかる人数が減り、従業員からも楽になったという声を聞きました。

また、面積が拡大すれば、ハウス等の増設を考えないといけないのですが、鉄コや密播などの低コスト技術を導入することで、ハウスにも余裕ができ、しかも収穫時期が、稚苗移植、密播、鉄コとずれるので、作業競合を回避できるため、適期に刈取作業ができます。特に今年は、収穫時期に降雨が多かったため、収穫が遅れ、稚苗移植だけだと適期収穫を逃すところでした。しかしながら、鉄コと密播の作期分散のメリットによって、多少、収穫時期が遅れても、適期収穫を逃すことなく収穫が行えたことは良かったです。

来年も経営面積が増える予定です。規模拡大に対応できるように、鉄コと密播の低コスト技術の確立により、100ha規模になってもしっかりと対応できるように、今後も取り組んで行きたいと思っています。

馬力が上がっているので大区画圃場の作業にはうってつけです

鉄コと密播の収穫作業をディオニスDR6130使って行いました。普段はER6120を使って収穫作業を行っていますが、現行機と違ってレバーが軽いので操作がスムーズに行えます。キャビンの内装も一新されていて、ボタンやダイヤルが扱いやすく、足元にだいぶ余裕を感じ、フロントガラスもこれまでより下まで見えるので、刈取部分も見やすくなっていていいと思います。また、モニターも大きく見やすくなっており、バックのときも一同じモニターで確認できるのは魅力ですね。現行機だとバックモニターは別画面で、なおかつ画質も粗かったので、DR6130は鮮明で見やすいと思います。

     

今回鉄コで収穫した圃場は少し草が繁茂していたのですが、そのような条件下でも刈取部で詰まることなく、きちんと刈り取ってくれました。力か強く、刈取性能が格段に向上していると感じました。馬力が強ければ詰まって止まることもないので、スムーズに作業が行え、従来機以上に作業効率アップにつながると思います。

㈱クボタ アグリソリューション推進部
齋藤 祐幸 技術顧問

想像していた以上の収量を確保できました

近年、頻繁に不良気象にみまわれます。今年のコシヒカリの場合は、出穂してからの一時低温がありました。また、後半には降雨が続き、収穫作業の遅れも心配されました。地域の作況指数は95と例年より低い数字となっています。さらに、今年の鉄コの圃場は、山手の方で厳しい条件下ということもあり、収量に影響がでないか少し心配をしていました。結果的に、地域の状況を考えると悪い成績ではなく、想定していた以上の収量があったので、安心しています。

鉄コや密播を導入することは、収穫時期の作期分散にも繋がります。今年は、9月の収穫時期になってから、一旦雨が降り出すとなかなか止まない日が続きました。もし、このような状況で稚苗移植のみの経営を行っていれば、収穫時期が集中し、適期収穫を逃すなどの危険性があったと考えられます。鉄コや密播を導入していたために、収穫時期が延び、適期収穫が行えるバランスの良い収穫スケジュールが立てられました。

     

大規模経営には低コスト稲作技術は必須になります

80haの経営規模を6人の従業員で作業を行っているアドバンファームしばた様にとって、鉄コと密播の組み合わせは労働力の配分を考えただけでも非常に効果があります。水稲作付面積の約25%を、これら低コスト技術を活用して栽培しているので、コスト低減だけで無く、省力・軽労化が図られ、作業も集中しないことから、少ない人数でも大規模経営に取り組むことができます。

アドバンファ-ムの稚苗移植のみでの栽培面積の限界は60ha位だと考えています。そのラインから面積が増えた場合、「従業員を増やす」「機械の数を増やす」などで対応するしかありません。機械はそのままで、人数もそんなに増やさないで済む方法として、低コスト稲作技術があります。経営の一部に鉄コや密播を導入し、慣行栽培との組み合わせによって、機械も人員も増やすこと無く、規模拡大に対応できるようになります。実際に、そのような対応になっています。

KSASメッシュマップ機能でより精密な管理が行えます

今回、収穫で使用したコンバイン、ディオニスDR6130には、現行機にはすでに導入されている食味収量センサに加え新たに、圃場内を任意の面積(数mから十数mメッシュ)で食味・収量のバラつきをパソコンの画面上に色の濃淡で表示して「見える化」するKSASメッシュマップ機能が追加され、さらに圃場管理の精密化が図られるようになりました。栽培面から経営改善に取り組む場合には、非常に良いアイテムとなります。圃場内の地力ムラの是正や土壌改良を行う際に、かなり有力なサポートになると思います。

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