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GS田植機での溝切作業で、労力軽減!早め、強めの溝切りと中干しでしっかりと根の張った稲を作る

  • 新潟県新発田市 / 農事組合法人アドバンファームしばた 理事 本間 清起様
  • 水稲88ha:移植80ha(稚苗移植66ha、密播苗移植14ha)/鉄コーティング直播8ha) 園芸:ハウス栽培52a(イチゴ28a/チューリップ切花24a) 露地栽培255a(枝豆1.2ha/ブロッコリー1.0ha/アスパラガス:35a)
  • 栽培管理
  • 新潟県
  • 農事組合法人アドバンファームしばた 本間清起様
  • 2018/07/13

6月25日、溝切作業を行うアドバンファームしばた様の鉄コーティング直播(以下鉄コ)圃場にお伺いしました。直播は移植より分げつ発生が早く、過剰生育になりやすい特性があるため、移植より早めの溝切り・中干しを行い、生育調節をすることが重要です。そのため、溝切りは、中干しや今後の生育における水管理を円滑に行うためには大切な作業です。今回、作業時間の短縮とオペレータの軽労化が図ることができる、GS田植機を使用しての溝切作業を行いました。

鉄コでは早め、強めの中干しを行っています

6月に入っても低温の期間が続いたので、今年は思ったより生育が遅れ気味です。これから夏にかけて温度が上がるので挽回してくれればいいですね。作業中に圃場を見ていましたが、畦際にイボクサがある他は目立つ雑草はありません。今年は上手く除草剤が効いてくれました。

今日は、中干し前の溝切作業を行いました。溝切りをすることで、排水が容易になるとともに、乾きぎみの圃場ですと、水を入れた時、溝を伝って圃場全体に水が素早く廻るなど良い効果があるので、うちでは鉄コに限らず、すべての圃場で溝切りを行います。鉄コの場合は無効分げつを抑えるために、移植より早め、強めの中干しを行うようにしています。中干しを行うことで、稲自体の根っこがしっかりと下に張りますし、秋のコンバイン作業を楽に行う事ができます。溝切りをしても、中干しが中途半端なら意味がないので、溝切りをして、中干しもしっかりする、基本的にはこのセットで毎年行っています。

GS田植機での溝切り作業はとても楽です!

今回、溝切作業には播種のときと同じGS田植機をクボタからお借りしました。普段は田面ライダーを使って、1haの圃場をおよそ1時間かかる作業時間が、GS田植機ですと、30分程度で終わりました。また、ほとんど乗っているだけなので、精神的にも労力的にもとても楽でしたね!導入すれば、空いた時間で別の作業もできると思います。

   

 

 

㈱クボタ アグリソリューション推進部
齋藤 祐幸 技術顧問

溝切りと中干しは必ずセットで行ってください

中干しに入るタイミングを6月19日頃と予測し、調査を行っていましたが、播種量の関係と、播種後2度ほど寒い日があったので、生育が遅れ、十分な茎数が取れていないという判断で、6月25日に溝切りを実施し、中干しに入ることとなりました。具体的には、新潟県の基準では、中干し開始時期には茎数は㎡当たり300本を目標としていますが、19日では250本でしたので、50本足りず、1週間程度伸ばしました。通常は、出芽後30日程度で6〜7枚くらいの葉数になるので、その頃になると茎数も十分確保されています。直播での溝切りを行う目安は、出芽後およそ35日前後で行ってください。

中干しを行うことによって、根がしっかり土壌深くまで入っていきます。株元がしっかり支えられるので、直播の場合は耐倒伏性が増します。出穂するまでに根をしっかり張らないと、出穂以降は新しい根は出てきません。この時期に水が多くあると、草丈が伸び、茎数が取れません。地上部に栄養分が奪われ、根に行く栄養分がなくなるため、地下部の充実も悪くなります。この悪循環を断ち切るためにも中干しは必ず行ってください。

溝切りの効果

①中干し時に、より素早く圃場を乾かす

②フェーンなどの緊急時の迅速なかん水や、秋の長雨による停滞水の排除が可能

③収穫時期に降雨があった際、溝を使って排水ができ、収穫が滞りなく行える

 

中干しの効果

①無効茎の発生抑制による適正生育量の確保

②下位節間の伸張抑制による倒伏の軽減

③土壌への酸素供給による根の健全化の促進

④収穫時の機械作業が可能な地耐力の確保

 

GS田植機での溝切りについて

播種時にGS田植機で播種をしていたので、今回の溝切りをGSで行うことは「まっすぐ鉄コ」において意義のあるものになりました。おそらく、GSを使わないで播種をすれば、どれだけ上手なオペレータでも条が曲がってしまいます。曲がったところを田植機で溝を切ると稲を踏み荒らすなどしてしまう恐れがあるので大変です。今回は播種時にもGSを使っているので、圃場に入ればまっすぐに機械が作業を行ってくれます。これは精神的な労力軽減の部分においてもかなり大きなポイントになります。



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