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クボタ ソリューションレポート #28

熊本県菊池郡大津町 機械の汎用利用

〜【クボタ ソリューションレポート No.28】機械汎用利用で、省力・低コストへの手応え 熊本県で平成30年度実証の最終検討会を実施!〜

【クボタ ソリューションレポート No.28】機械汎用利用で、省力・低コストへの手応え 熊本県で平成30年度実証の最終検討会を実施!

 1月29日に、熊本県のJA熊本経済連にて、「平成30年度各種事業実証圃成績検討会」が行われました。検討会では、熊本県にて営農普及活動を行われている関係者約60名が参加し、平成30年度実施された実証調査の成績を発表。その中で、当レポートで取材させていただいたネットワーク大津様の「水田における土地利用型作物の生産効率向上に関する実証」についても発表が行われ、乾田直播や機械の汎用利用に対し多くの関心を集めました。

【 耳より情報 】

❶ トリプルエコロジーによる乾田直播で春作業の労働時間50%削減
❷ 汎用性の高い機械を使用することで経費削減

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実証調査(1)

飼料用米の乾田直播トリプルエコロジー(耕起・砕土・施肥・播種同時作業)による省力低コスト化

実証調査の目的

1.飼料用米の省力・低コスト生産の実現に向け、苗づくりが不要な直播の試験を実施
2.耕起・砕土・施肥・播種を行えるトリプルエコロジーを用いて、大麦収穫後に水稲種子を直播することで、出芽の安定化及び、移植水稲と同等の収量確保を目指す
3.播種直後の振動鎮圧ローラによる火山土壌における漏水対策の効果

実証の考察

■収量・品質調査(水稲)

>>>収量については乾田直播実証区と慣行区で施肥量に差があった(実証区では設計の7割しか肥料が落ちていなかった)ため判然としなかった。

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■春作業における作業時間について

>>>実証区は育苗と田植えが必要ないため、慣行区(移植)と比べて大幅に省力となった。

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■振動鎮圧機による鎮圧効果

>>>一般的な水田からすると日減水深は大きいが、当該地域の土壌条件(黒ボク土)では、振動鎮圧による漏水防止効果は大きい。
   ※ 減水深:圃場の水面が1日に低下する深さ、一般的な水田の減水深は2~4cm程度

 

乾田直播「播種」のソリューションレポートはこちらhttps://www.jnouki.kubota.co.jp/agriinfo/tec/2018/10/_no17.html
乾田直播「収穫」のソリューションレポートはこちらhttps://www.jnouki.kubota.co.jp/agriinfo/tec/2018/12/_no24.html
(当サイトの該当記事へリンクします)

実証調査(2)

麦・大豆作付体系における播種工程の省力化と汎用コンバインによるコスト削減

実証調査の目的

1.麦+大豆体系におけるトリプルエコロジー(耕起・砕土・施肥・播種同時作業)による省力化
2.普通型コンバインWRH1200の汎用利用による更なる生産コスト削減

実証の考察

■収量・品質調査(大豆)

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■トリプルエコロジーとWRH1200を汎用利用することによる効果

>>>トリプルエコロジー利用による耕起・砕土・施肥・播種同時作業で、約82%労働力削減が図られる。
>>>トリプルエコロジーと普通型コンバインWRH1200は、稲・麦・大豆に対して汎用的に使用できるため、機械の台数が削減でき、機械にかかる費用も抑えることができる。

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大豆の「播種」のソリューションレポートはこちらhttps://www.jnouki.kubota.co.jp/agriinfo/tec/2018/11/_no20.html
大豆の「収穫」のソリューションレポートはこちらhttps://www.jnouki.kubota.co.jp/agriinfo/tec/2019/01/_no26wrh1200.html
(当サイトの該当記事へリンクします)

参加された皆様の声

 現在熊本市全域の営農組合などを担当し営農指導を行っています。現状の課題は労働力不足や担い手が少ないことなので、担当地域でも省力・低コスト技術へ関心を寄せる声が多いです。その中で、乾田直播などの直播に対しての注目度は高く、今回の乾田直播の実証は、トリプルエコロジーによる一発耕起播種作業を行っているということで、より省力化が図れると感じました。
 また、トリプルエコロジーは、麦・大豆の播種も可能ということで、大豆収穫後に、麦の播種作業に追われる農家の方にもおすすめできますね。天候などの影響により、大豆収穫が延びれば延びるほど、麦播種がどんどん後ろに遅れてしまうなど問題が上がってきているので、その時期にさっと播種ができることはとても魅力的です。

 組織化や大規模化すると農業も効率化していかないといけないため、今回の実証には非常に関心があります。
 私が担当している鹿本町ではいくつかの集落が一つになって、法人を立ち上げて効率化しようという取組みを行っています。稲・麦・大豆の作付けを行っており、現在60haの経営面積がありますが、将来的に100haを目指しています。大津の実証は将来的に目指していける体系として参考になります。
 また、大型の機械を導入して効率化を図っていこうという中で、一発耕起播種機トリプルエコロジーや普通型コンバインWRH1200のような汎用性の高い機械には期待をしています。面積の拡大を目指すなかで、汎用性の高い機械があれば、集落にとっても地域にとっても助かりますね。

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