今年も麦刈りシーズン到来ですね！コンバインの順調稼働のためには、「掃除」が大変重要になります。掃除が不十分だと、作業中の「詰まりトラブル」による故障や、万が一の「発火」などの重大事故の原因にもつながります。こまめで丁寧な掃除により、大切な作物を効率よく収穫でき、機械もより長持ちさせることができます。今回は、「コンバインの掃除」のポイントをご紹介します。
コンバインの掃除ポイント
コンバインは、作業後の「日常的で十分な機体掃除」が欠かせません。
丁寧な掃除は、わら詰まりを予防し、作業能率の向上・安定稼働につながります。
取扱説明書にて、定期的な掃除箇所を掲載しておりますので、ご確認ください。
また、コンバインはわらくずが溜まりやすいので、「高温部や回転部などの掃除」も、発火予防の点で重要となります。
特に以下の部位は、わらくず・泥の溜まり、燃料・オイルの付着を丁寧に除去して日常点検しましょう。
●回転部:ベルト・プーリ付近
●高温部:エンジン、マフラ、DPF付近
●バッテリ、配管経路付近
点検・掃除時の厳守事項
回転部の掃除・点検箇所(カバー内部)
回転部位のわら溜まりは、高温になりやすく、発火につながりやすい部位です。
特に、下図②③④⑦⑨については、日常的な掃除が必要となります。
主要な掃除箇所（DRシリーズを一例として掲載）
高温部の掃除・点検箇所(高温部・電装系)
エンジン、マフラなどの高温部や電装周りも重点的に点検しましょう。
DPF再生時は、近くにわら溜まりがないかも確認しましょう。
＜高温部の点検ポイント＞
（1）エンジン、マフラ部へのごみ・わら・泥の堆積があれば除去
（2）バッテリ配線など高電流箇所の損傷がないことを確認
（3）燃料、オイルの漏れが無いか確認
マフラ周囲の掃除・点検ポイント
まとめ
コンバインの順調稼働と危険予防のための点検・掃除ポイント、いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した掃除・点検について、わかりやすくまとめた資料もご用意しております。ぜひご活用ください。
