今年9月、クボタは低コスト稲作を志向する担い手農家に向けて、GPSを活用したICT(情報通信技術)機能を搭載した6/8条植ディーゼル田植機「ナビウェル」を発売します。
(この記事は、平成30年9月発行のクボタふれあいクラブ情報誌「ふれあい」38号を元に構成しています。 )
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低コスト稲作に貢献する次世代型の田植機
今年9月、クボタは低コスト稲作を志向する担い手農家に向けて、GPSを活用したICT(情報通信技術)機能を搭載した6/8条植ディーゼル田植機「ナビウェル」を発売します。
主な新機能は4つあります。
コスト削減を叶える「ナビウェル」の4つのICT機能
株間キープ・施肥量キープ・直進キープ&条間アシストで、カンタン操作と高精度作業、そして低コスト農業を実現します。
01. 株間キープ機能 NEW!
高精度田植えの実現で、低コスト農業を応援
GPSの位置情報を元にほ場内でのスリップ量を把握し、植付専用のHSTで制御しながら植付けます。ほ場条件が分からない初めてのほ場でも、狙ったとおりの株間で植付ができるので、余分な苗の準備にかかる時間と費用を節約でき、コスト低減が図れます。
02. 施肥量キープ機能(F仕様) NEW!
高精度施肥の実現で、低コスト農業を応援
GPSの位置情報を元にほ場内でのスリップ量を把握し、施肥専用電動モータで制御しながら肥料散布します。ほ場条件が分からない初めてのほ場でも、狙ったとおりの均一施肥ができるので、余分な肥料の準備にかかる時間と費用を節約でき、コスト低減が図れます。
03. 直進キープ機能(直進時自動操舵機能)(GS仕様)
簡単まっすぐ疲労軽減
GPSを活用し、一行程目に始点A・終点Bスイッチを押し、基準線を登録します。次行程から「GSスイッチ」を押すだけで、基準線に対して自動的に平行走行します。不慣れな方でも簡単にまっすぐ田植ができます。また、熟練のオペレータでも疲労軽減につながるので作業効率向上が図れます。
04. 条間アシスト機能 NEW!
田植機操作が不慣れなオペレータをアシスト
直進キープ開始時に隣接条間の「ズレ」をお知らせしアシストします。隣接条合わせをサポートするので、不慣れなオペレータでも安心です。
その他にも各種操作は、田植機では業界初の4・3インチのカラー液晶パネルとマルチスイッチで、より簡単に。座ったままでも、楽に各種設定ができるようになりました。ボンネットカラーもトラクタやコンバインと同じであるオレンジカラーに一新し、次世代の田植機として、担い手農家を強力にサポートします。
※ほ場の環境やGPS衛星の受信状態により、GPSの測位精度が悪化することがあります。その場合「株間キープ機能」「施肥量キープ機能」「直進キープ機能」「条間アシスト機能」が、正常に機能しない場合がありますのでご注意願います。