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野菜農家にも頼りにされるKSAS

野菜農家にも頼りにされるKSAS

稲作が主体で導入が始まったKSASですが、野菜農家にも受け入れられ活用されています。稲作とは栽培体系・機械化体系が異なる野菜作での入会者の活用事例をご紹介します。
(この記事は、平成28年6月発行のクボタの営農情報誌『U(ユー)元氣農業 No.33』を元に構成しています)

 


 

作業履歴が蓄積されノウハウになる!

 KSASは毎年栽培する履歴データが確実に残り、それがノウハウになるのがいいですね。今までノートに記入していた圃場ごとの肥料の記録も、KSASで管理できるようになって便利になりました。今の主なKSASの活用方法は、「圃場の位置確認」と、「レンコンを堀った掘っていないの色分け」して、誰が見ても収穫状況がわかるようにしています。

 また、作業する圃場を間違うと他の人の土地なので取り返しがつきません。ミスを未然に防ぐためにも全員にKSASモバイルを持たせて作業指示を徹底しています。

コスト低減にKSASが力になってくれる!

 諫早干拓地で野菜と花きを営んでいますが、大区画圃場で問題になるのは、肥料や農薬を播きすぎたり、重複して播いたりしてしまう作業ミスです。そうなるとすぐに肥料代や農薬代が10万円、20万円とかかってきます。作業の省力化も大切ですが、作業上のミスをなくしてコストを抑えていくことが必要だと思います。こういったことにいちばんKSASが力になってくれます。

 また、作業は分業化しています。例えば、菊の栽培を通して、全ての工程を理解している人は2人程度です。その2人が栽培の仕組みをスムーズに流しています。そこをゆくゆくはKSASで管理していければと思っています。

情報を管理してトレーサビリティが構築できる!

圃場や作業管理は、稲作も畑作も変わらないと思いますが、肥料の種類が多かったり、土壌成分が違ったりします。畑作の方が栽培に対する情報量が多く、複雑なのかもしれません。その情報をKSASに登録していけば、畑作でも大いに使えると思います。それにトレーサビリティが構築できるのがいいですね。

 また、自分では土性を把握していて、肥料などの散布量をわかっていたとしても、従業員に伝えることがなかなか難しい。それを助けてくれるのがKSASだと思っています。

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