1. HOME  >  
  2. クボタニュース  >  
  3. 次世代型田植機「ナビウェル」開発舞台裏に迫る!

クボタ情報局

田植機の常識を塗り替えた

〜次世代型田植機「ナビウェル」開発舞台裏に迫る!〜

次世代型田植機「ナビウェル」開発舞台裏に迫る!

2018年9月に発売された田植機「ナビウェル」。担い手農家のニーズに応えるため、基本性能の見直し、ICTを活用した新機能の搭載、デザインの刷新を行い、まったく新しい田植機に生まれ変わりました。
今回、ナビウェルの開発に携わった3名にお話を伺いました。
(この記事は、2019年2月発行のクボタふれあいクラブ情報誌「ふれあい」39号を元に構成しています。)

田植機を一から見直し気付いた「農業の課題」

――ナビウェル開発に至った経緯をお聞かせください。 

安田 「ナビウェルのコンセプトは『担い手農家の経営課題を解決する』。年々規模拡大が進む担い手農家の方々は、熟練オペレータの確保や資材費の増大に悩んでいらっしゃいます。これらの解決には、誰でもきれいに田植えができ、かつコスト削減に貢献する田植機が必要です。そこで我々はまず、"走る・植える・撒く"という田植機の基本性能を見直すことにしました」。

福永 「田植機における"走る"とは、粘土質のほ場でも沈んだりハマったりすることなくしっかりと作業できること。これを実現するために、徹底して軽量化に取り組みました。植え付け部の軽量化、メインフレームの一体化、外装の樹脂化によって大幅な減量に成功。さらに、前後バランスも改善しました」。

安田 「ディーゼルエンジンの力強さと、軽量化によってどんなほ場でも軽快に、力強く走るようになりましたね。"走る"という面は自信をもってアピールしていきたいです」。

福永 「"植える"では、植付爪の軌跡や苗のかき取りの際の切れ味を改良して、まっすぐで美しい植付姿勢を追求しました。さらに、ご好評いただいている『直進キープ機能』に加え、GPSで進む距離を把握し、植付爪の回転速度を制御しながら等間隔で植え付ける新機能『株間キープ機能』を採用。車輪がスリップしても株間が詰まることなく植付ができるので、予備苗の量を減らすことができ、資材費の低減につながります。田植機の操作に不慣れな方にも安心して乗っていただけますし、熟練オペレータの疲労軽減にもなると思います」。

田尾 「そして最後の"撒く"を見直して作られたのが『施肥量キープ機能』です。こちらも実際に進んだ距離に応じて施肥の繰り出し量の調節を行うことで、肥料の撒きすぎをなくすことができます。妥協しなかった結果、基本性能はすべて向上したと思います」。

数々の苦労を経て完成した最新技術の結晶に自信あり!

――開発は順調でしたか? 

田尾 「新機能の開発は苦労の連続でした。『株間キープ』『施肥量キープ』の研究では、さまざまな条件のほ場でデータを取り、特性を調べました」。

安田 「このデータを取るという作業がけっこう大変で、きちんと植わっているかを確認するために、ほ場で苗を1本1本確認したり、使った苗の箱数を数えたり、多様な種類の肥料を試したりと、地道で忍耐力を要することを田尾君含む研究班ではやっていましたね」。

田尾 「そうですね、試験をしては改良し、また試験して...の繰り返しです。データを取るためにパソコン片手にほ場に入って、落として壊したこともあります...(笑)。でもそんなトライアンドエラーを重ねたナビウェルはまるで我が子のようです」。

――苦労の末に完成したナビウェルの注目ポイントを教えてください。 

田尾 「最後まで難航したカラー液晶パネルですね。パネルの位置や表示される順番、文字サイズなど、モニター機に試乗いただいたお客様の声をフィードバックして"使いやすさ"を追求しました」。

安田 「あとは何といってもデザインを一新したことですね。ボディカラーをオレンジにし、トラクタやコンバインとの統一性もアップ。デザインチームの要望で、インパクトの強い顔つきに仕上がっています。図面を引く設計チームの要望とデザインチームのこだわりで意見がぶつかることもありましたが、結果的には開発メンバーそれぞれが納得のいくものとなりました。『ナビウェル』は発表以降お客様からの注目度も高くプレッシャーを感じることもありますが、機械の性能には自信があるので、多くのお客様に乗っていただけることを願っています」。

電農スクエア「NAVIEL」特設サイト


開発者インタビュー動画





LINEで送る
ツイート
Facebookで記事をシェアする
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページトップへ

menu

menu