品質基準はKSASがはじき出すタンパク値 お気に入りに追加
島根県 T様
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品質基準はKSASがはじき出すタンパク値

6%を切る!
タンパク値を下げて上質で加工に適した酒米をつくる
食味の高いうるち米をつくる

同じ島根県安来市に蔵を持つ酒造メーカー「吉田酒造」より酒米の生産依頼を5年前に受ける。
タンパク値が低くなければ酒にしにくい、その課題にKSASコンバインが打ち出すデータを元に解決に導く。

酒米の必須条件
低タンパクをクリア

いい酒米の条件のひとつにタンパク含有量の低さがあります。これが高いと精米の段階で砕けることがあります。酒米は精米されたお米から50%とか芯だけ採るのですけど、そこにいく前にタンパクが多いと砕けてなくなっちゃうらしいです。また浸水して麹づくりをする際タンパクが多いと水に溶けたり砕けたりするとのこと。それが私たちの作っている比田の米はタンパクがすごく少ない。KSASを導入してからずっと測っていますが、KSASでそれが実証されました。
 今までは杜氏もこちらも経験とか勘で酒米を判断していました。でも科学的根拠が欲しいということで、KSASを導入しました。

T様の酒米を使っている
「吉田酒造株式会社」A様

見知らぬ人も興味津々「今年はどうだった?」

KSAS(食味収量)コンバインで刈っていると周辺の農家から「今年のはどうだった?」と多くの方から聞かれました。よその地区からも来られて聞かれたぐらいです。会ったことのない人なのに、私がKSASを使っているのを知っています。関心があるのでしょうね。酒米はタンパク含有率が影響することを皆さんご存じで、気にしているのでしょうね。

KSASタンパク数値が大いなる成功の目安

うるち米も食味を上げようとしています。国際グランプリのベストファーマーを目指していますが、食味値をもう少し上げようとしています。タンパク値は6を切るよう目指しています。タンパク値は化学肥料を使わず、有機肥料を使って下げる。KSAS(食味収量)コンバインの数値がいい目安になります。

水分27%やけん一枚でやめとこ!

またタンパクだけでなく水分が分かるのも魅力です。請け負っているところの刈取り時の水分目安を27%未満としていますが、KSASは刈取り直後から水分も見られるので即判断できます。たとえば「27%だからまだ早いので、もうちょっと待ちましょう」とか言えます。でも「いいけん刈ってくれ」とか言ってくるのですけど、刈り始めて「おばちゃん、まだ27%やけん一枚でやめとこうや」ってそういう話ができるんですよ。数値でしっかり確認できるので説得力があります。

収量が分かると乾燥機の段取りができる

刈ったらすぐ収量が分かるのもいいですね。ウチはカントリーではなく自分のところの8台の乾燥機に張り込むのですが、事前にどの乾燥機にするかの受入準備ができます。面積が分かるので収量のおおよそが分かる、だからこの圃場分はここに入れようと決められる。また、予定していた量の半分しか刈れなかったとしても、その収量を事前に伝えられる。それによって乾燥機の変更が持って帰る前にできる。また収量が分かると収穫後に入れる紙袋に表記するキロ数が分かるので事前に準備ができる。これも助かります。

棚田も多く細やかな管理が必要な地域

畦塗り作業量 マップで算定

KSAS導入後メリットがあったことと言えば…。圃場登録したところの面積が分かるのもよいのですが、畦塗りを請け負うことも多く、その際の作業距離がKSASマップでプロットすることで簡単に分かるのがありがたい。今までは手押しの測量計で作業員が測っていた。パソコンによって卓上で簡単に計れるようになったので、この作業員のコストが削減できた。これも導入後の大きなメリットでしたね。

数値で見える化。KSAS農業

経験なくてもKSASまかせ

今はコンバインだけですが、KSAS対応の田植機、トラクタは欲しいですね。他の地域から請け負うことも多いのですが、そんな場合土地勘がない。だから誰々さんの田んぼを荒起こし下さい、田植してくださいとか言っても、ピンとこないんです。またIターンの人もいるので、まったくそこの土地勘がない人に、そこまで行ってもらわないといけない。ちゃんと作業指示の出せるKSAS対応機は安心できます。特に田植機は施肥量の調量機能もあるので、間違った量の施肥散布にならない。若手など経験がなくてもできる。この機能も安心できます。

お勧めします絶対KSAS

人にKSASを勧めるか? 絶対勧めますね。データとして残る、作業日誌も全部残る。去年のデータとかも出てくる。今までは勘でしかなかったものを数字で管理できる。タンパク含有量が測れる、水分も測れる。水分測れるだけでもだいぶ違いますのでね。そして収量まで測れる。それとこうやってクラウドでモバイルとか使いこなすというのはやっぱり結構楽しいと思うんですね。パソコンと繋がっていてね、指示者に見られとると思うとちょっとプレッシャーがあるかもしれないですけども、とにかく今までにない農業のあり方だと思います。KSASはこれからのやり方だと思う。

※取材当時の内容をそのまま掲載しているため、現在のKSASとは異なる点もございます。ご了承ください。

まずはお気軽にKSASサービスデスクへご相談ください

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