お客さまの声

電農スクエアトップ > 営農情報 > 鉄コの教室 > お客さまの声 > まっしぐら659kg/10a・みなゆたか673kg/10a! 共に目標だった10俵以上の収量を達成!

まっしぐら659kg/10a・みなゆたか673kg/10a! 共に目標だった10俵以上の収量を達成!

  • 青森市高田 / 飯塚農園 飯塚 仁さま
  • 【移植】主食用米:まっしぐら31ha つがるロマン3ha
    【鉄コーティング直播】主食用米:まっしぐら6ha・飼料用米:みなゆたか12ha
    大豆1.3ha・牧草3ha・稲わら収集30ha
  • 収穫
  • 青森県
  • 飯塚農園 代表 飯塚仁さま
  • 2015/10/27

飯塚農園の鉄コーティング直播稲が、ついに待望の収穫を迎えました!成熟期を迎えた10月5日、飼料用米として取り組んだみなゆたかの圃場の収穫時に飯塚さんをお伺いし、今年の鉄コーティング稲の出来栄えをお聞きしました。また、後日実施した実証圃場での収量調査では、主食用米のまっしぐらが10a当たり659kg、飼料用米のみなゆたかが673kgと、共に予想を上回る収量となりました。

aomori01_t2

移植がすべて刈り終わった後に、直播を収穫します

 aomori11_p1    aomori11_p2

今年は、前半は天気が良くて、水不足になるような圃場もあったんですが、後半になったら雨も多くて、お盆過ぎあたりから気温が下がり、日照不足でした。その影響もあって、当初の計画では、9月上旬には今年の刈取り作業に入るつもりで予定を組んでいたんですが、結局1週間ぐらい遅れて、13日から移植のまっしぐらを刈り取りました。鉄コーティング直播の稲は、移植の刈取りがすべて終わった10月5日から、まず飼料用米のみなゆたかの刈取りが始まりました。

今年の生育はとても手応えを感じています。みなゆたかは、今、1区画刈り終っただけなのでまだ全体はわかりませんが、結構取れたんじゃないかなと感じています。飼料用米は、収穫したもの全部出荷するので、青米も収量に含みますから、600kg以上いけそうな感じですね。追肥してもあまり倒れないのかなと思って結構、追肥しましたしね。収穫前にすごい風と雨が降って、倒伏しないか不安だったんですが何とか大丈夫でした。やっぱり分げつが出るところは穂がつきますね。

 

主食用米・まっしぐら 収量結果 659kg/10a

aomori11_p25

 aomori11_p3    aomori11_p4
 aomori11_p5    aomori11_p6

 

直播は今、栽培面積全体の35%を占めています

今、全体の35%が直播だと思いますけど、移植一本でいくとどうしても収穫適期を逃して品質が落ちてしまいますので、やはり作期の分散を考えないと大面積はこなせません。2等米、3等米をなくすためにも、直播を入れて刈取適期をずらすことは今後も必要です。最近、ずっと1等米で、2等米は出ていませんからね。直播効果だと思います。

今年すべて終わってから、除草剤の体系を含めて、使う薬剤も色々と考えなきゃだめなのかなとは思ってます。直播の基本は、半分は草との戦いのようなものですから。そこをいかに抑えるかというのが、いちばん難しいのかと思っています。ただ、移植も直播も同じ稲、基本は変わらないというのが私の考えです。飼料用米も飼料用米だと思ってはつくっていません。普通の主食用米だと思ってつくっていますよ。決して手を抜きません。

今年、初めてみなゆたかを栽培しましたが、みなゆたかも捨てがたいなとも思っています。全部刈ってみて収量をみて判断しますが、飼料用米として助成金もつきますので、ぜひ来年も取り組んでいきたいと思っています。

 

飼料用米・みなゆたか 収量結果 673kg/10a

aomori11_p24

 aomori11_p7    aomori11_p8
 aomori11_p9    aomori11_p10

 

鉄コーティング直播がなければ規模拡大は不可能です

私は、コンバインが好きなんですよ。収穫の喜びとでも言いますか、田植えしてる時って別にこういう姿が想像出来るわけじゃないんですけど、刈るのがいちばん好きですね。田植えした後は、圃場一面が緑で「きれいになった」とは思いますけど、「やった!」と思うのはやっぱり収穫の時ですね。これで一年終わってやりきったという意味もあるのかもしれません。

これからは経営を考えて規模拡大を目指さないといけませんから、鉄コーティング直播がなければ、うちは面積を増やせません。

そして、米づくりはやっぱり「収量」だと思います。鉄コーティング直播に取り組んで、1年目より2年目と、年々、収量は上がってきました。やっぱり経験も必要なんじゃないんかなとは思います。いきなり最初からうまくできるわけはないので、やっぱり徐々に徐々に。だと思います。

 aomori11_p11    aomori11_p12
 aomori11_p13    aomori11_p14
 aomori11_p15    aomori11_p16

 

aomori01_t1

㈱クボタ アグリソリューション推進部
小須田 清 技術顧問
aomori11_p17

ポイント 適期収穫の目安

収穫を迎えて、収穫の時期の見極め方がポイントになります。特に直播の稲というのは移植と比べて遅く出穂をしますので、当然、収穫時期も遅くなります。さらにその秋の天気の影響というものも移植と直播では、違った影響を受けますので、出穂後の天候を充分把握をしながら収穫適期というものを見極めていただきたいと思っています。

1、出穂後の日数・積算温度で判断

収穫の適期の見方は大きく分けてふたつあります。ひとつは温度、日数をひとつの目安として判断する方法。また、もうひとつは、+稲の姿。穂の姿。穂の色から判断をするというこのふたつの方法があります。ちなみに青森県の奨励品種でありますつがるロマン、あるいはまっしぐらについては、積算温度が出穂後960℃から1150℃、あるいは1200℃と言われています。つまり平均気温で20℃から21℃として45日から50日で収穫適期を迎えるという計算が成り立つ訳です。従って、青森県の指導としても、出穂後45日から50日。積算気温が960℃から1150℃。この辺の範囲に達したらまず収穫の目安ということで考えるということです。

aomori11_p29

▲コシヒカリの場合(クボタ水稲鉄コーティング直播栽培ガイドVer6参照)。青森県の奨励品種では、出穂後の積算温度は960~1150℃が収穫適期

2、稲穂の色から適期を判断

それからもうひとつが観察です。観察は稲の穂の姿というものを、あるいは稲の色から判断するということになります。まずひとつの基準は圃場全体で80%から90%が黄色くなったら刈り取りましょう。それがまずひとつの適期です。それから青い米がどのくらい残っているのかということから判断する方法があります。黄化率90%。つまり青い米が10%ですね。一般的に言えば。例えばこれが90粒あります。そうすると青い米はどのくらいかと言うと10%ですから9粒というのがあのひとつの判断の目安になるということです。

aomori11_p27

飯塚さんは、移植の稲については約10日ほど前から入ってますけど、直播の稲はちょうど今が刈り取りです。出穂の差がこの成熟の差になってきますから、この差というものを利用して、適期収穫が確実にできている。あるいは飯塚さんは自分のお宅でライスセンター持っておりますので、ある程度の容量決まってる訳ですから、全部の圃場が適期収穫では困る訳ですね。ですからこういう収穫のズレというものがライスセンターの運営とか適期刈取りというものにも非常にいい効果を発揮するということです。こんな点もこれから規模拡大して大きい面積をやるという農家にとってはおなじ品種でずらす。あるいはそこに違った品種を入れながらずらす。収穫のズレをうまく利用して適期収穫で品質がいい。そして収量も安定している。こういったところを狙う稲づくりというものができるということになります。


 

 動画2.jpg

  • 収穫
  • 青森県
  • 飯塚農園 代表 飯塚仁さま
  • 2015/10/27
  • 前の記事へ
  • 記事一覧へ
  • 次の記事へ

ページトップ