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クボタ情報局

開発チームにインタビュー!

〜自動運転農機「アグリロボトラクタ」の魅力〜

自動運転農機「アグリロボトラクタ」の魅力

業界に先駆けて誕生し、今注目を浴びている自動運転農機「アグリロボトラクタ」。
その開発の背景や製品の特徴、開発時のご苦労などについて、研究・開発を担当された3名の方にお話をうかがいました。

アグリロボトラクタの開発の経緯や背景について教えてください。

福永 農林水産省が「日本の農業の後継者不足解消の一環として、農業の現場における省力化を図りたい」という課題を挙げていました。そのテーマに沿って弊社で自動運転農機を計画したのが始まりで、その後開発・実証実験に取り組んでいきました。

山口 自動車業界をはじめ、さまざまな業界でIoTが進化しています。この流れは、ますます加速するでしょう。そこでクボタとしてもスマート農業に向けて早急に開発が行われることになったのです。
※IoT...Internet of Thingsの略。さまざまなモノがインターネットに接続し情報交換を行うことによって相互に制御する仕組み。

機能やユーザーの方にとっての魅力を教えてください。

山口 何と言っても、人が乗車しなくても作業計画に沿って自動で作業できる点が、大きな特徴でありユーザーさんにとってのメリットです。これまではハンドル操作を自動で行うものはありましたが、必ず人が搭乗して補助が必要でした。今回はそれが不要になり、安全装置も付いたので、安心して楽に作業を行えるようになりました。また作業自体に慣れていない人でも、操作を覚えれば簡単に使っていただけます。

藤原 いろんな作物を作っている場合、耕うん作業と収穫作業が重なってしまうことがあります。作業量に対して人手が足りない時でも、自動運転ができるトラクタがあれば、先ほどの話にあった「省力化」にもつながり、とても便利だと思います。

福永 いま後継者問題と隣り合わせで、農家さんの高齢化も目立つようになってきて、転落といった重篤な事故や居眠りなどの問題も起こっています。反対に、経験の浅い方は習熟するまでに時間が必要です。また、作業計画の変更がうまく伝わらず二度手間になることもあります。

藤原 そういったさまざまなリスクに対する予測や評価をしっかり行いました。今回の製品は自動運転なので、特に安全性には力を入れ、その上でヒューマンエラーも防げるように考えています。

開発にあたって、どのようなご苦労がありましたか。

藤原 安全装置の搭載方法に苦心しました。トラクタは乗用車と違ってタイヤが車体の外に出ていますよね。それを安全装置が"異物"と認識して反応し、停まってしまうことがありました。また機能面で効果的な場所に搭載しても、デザイン面で良くない場合もあり、どのように調整するか悩みましたね。

山口 研究開発だけでなく、製品化に携わって初めてぶつかる課題はありました。技術的に可能でも、製品にしようと思うと安全性やコストの面で実現できないことが出てきて、その解消に腐心しました。

"業界初"ならではの製品へのこだわりはありますか。

山口 さまざまな状態変化の検出ですね。スリップやスタック(土に埋もれること)、急加速などのトラブルに対して、GPSやタイヤの回転数などセンサー情報を組み合わせて、異常な状態にあることを検出できるようになっています。

藤原 他には、枕地3周分の最内周の作業ができる点でしょうか。これも他社に先駆けていち早く搭載した機能です。

今後の課題や抱負について教えてください。

山口 実演会や展示会では、お客様から求められる馬力帯や各地域のほ場の特徴に合った作業内容など、実にさまざまな要望をお聞きしました。今後はそのご要望を叶える製品を開発していきたいです。

福永 農家さんの期待に応えたいですね。そういう意味では、アグリロボトラクタは、これからまだまだ進化していきます。私たちの技術で農家さんをサポートしていきたいです。

藤原 業界内でも革新的な製品で、その開発に携わることができて感謝する一方で、ユーザーさんの安全を考えると責任は重大です。だからこそ、より良い製品を開発していきたいです。

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